メモ2

メモ 誰かの言葉・文

真理

夜明け

[http://Alex HuによるPixabayからの画像:title]

あらゆる事物や事象は先変万化(せんぺんばんか)して不変なるものなし。
人はとかく真理を外に求めがちであるが、追えば追うほどに遠ざかる。
内なる自性(本来の自己)こそが絶対不変なるものであるから、自己の内にこそ真実を追求すべきである。
「八風吹けども動ぜず」の心境で、外部の変化に振り回されず、自性に則って行動することの大切さを知るべきである。
人間の日常生活は言葉によって維持されている。
しかし、言葉は事物や事象の概念を表しているにすぎず、真実そのものを言葉で伝えることはできない。
釈迦が霊山会上(りょうぜんえじょう)での「無言の説法」(拈華微笑)によって、仏法の真実を摩訶迦葉(まかかしょう)に伝えたのは、まさにそのことを意味している。
     三浦徹明(みうらてつあき)
      1937年 - 2022年6月2日